茶道裏千家淡交会青年支部とは

 学校茶道は、明治の初め文明開化の中で西欧文化が移入され、第11代家元玄々斎宗匠は日本の伝統や文化が否定される風潮を憂い、当時限られた人たちの嗜みであった茶道を教育に役立てようと、女学校にその門戸を開放したことに始まり、明治44年には学校茶道教授者の養成を目的として夏期講習会が開かれ、今日まで開催されています。
 
 第15代鵬雲斎千玄室大宗匠は、「幼稚園から大学まで」をキャッチフレーズに、茶道を通じて青少年の健全な育成に努められ、その受け皿として昭和48年に茶道教育センターを、昭和53年には淡交会各地区・支部に設置の学校茶道連絡協議会を総括指導するため淡交会総本部内に学校茶道部を設けられ、学校茶道の充実・発展に努めています。
今日では、17の地区学校茶道連絡協議会、167の支部(所)学校茶道連絡協議会が設置され茨城県内でも様々な活動がなされています。
 
【若き茶人達のつどい】
茨城では学校茶道連絡協議会と青年部が連携し、年に1度「若き茶人達のつどい」が行われています。高校生・大学生を中心にしたこの行事は各茶道部に所属する学生を招き、普段の部活動では体験できない濃茶等を学んでいただいています。

ごあいさつ

 皆さんこんにちは、令和4年度から茨城学校茶道連絡協議会の九代委員長を拝命いたしました小野瀨宗博と申します。
 茨城学校茶道連絡協議会は昭和48年8月24日に結成され令和5年で51年になります。 初代茨城学校茶道連絡協議会委員長は野村宗恒先生です。その後、鴨志田宗仁先生・大貫宗鈴先生・神尾宗悦先生・川上宗洋先生・福田宗幸先生・永盛宗恵先生・中村宗眞先生と継続されています。
 コロナ禍以前は、毎年茶会・研修会等を開催しておりました。コロナ禍に伴い昭和62年から茨城青年部と合同で毎年開催していました「若き茶人たちの集い」も二年間中止となってしまいました。
 コロナ禍の中、昨年度は9月18日(日)に参加人数を制限し「若き茶人たちの集い」を開催することができました。参加された各学校・茨城青年部・茨城学校茶道連絡協議会会員の皆さん共々に充実した一日を過ごせました。行事を開催出来ることは何よりなことと実感できました。
 本年、8月19日(土)・20日(日)に関東第二学校茶道連絡協議会研修会を水戸市のホテルレイクビュー水戸で、茨城学校茶道連絡協議会主管で開催する予定です。昨年の8月に開催予定でしたが、コロナウイルス感染拡大にともない参加者の安全・安心を考慮し、延期とした次第です。
 茨城県内の皆さんで、学校(保育所・幼稚園・小学校・中学校・高等学校・短期大学校・大学校・専門学校)において、裏千家茶道を指導されている方は是非、茨城学校茶道連絡協議会会員に入会して下さるようお願いいたします。
 お問い合わせは、一般社団法人茶道裏千家淡交会茨城支部「総会資料」に掲載されています学校茶道担当の小野瀨宗博まで、お願いいたします。

学校茶道連絡協議会 小野瀬宗博

茶道裏千家淡交会青年支部とは

各支部の中に青年部の一層の育成・会員拡大を図るために設置された委員会です

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